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memento mori

キヨマルルーシュな日々。2

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以下、演目の解説も入れるのでかなり長くなってしまいました、悪しからず。

 SS13列3番

モノレールを降りて再び公園内を歩くと、防音シートに囲まれた空間へ入ります。
若干の飲食物にお土産物が置かれたテントと、工事現場などに置かれている簡易トイレも多数用意してあります。
15分休憩では混むのが目に見えていたので、土産ものは最初に買いました。
(↑これは第7回 飛鳥山薪能・3へ)
チケットを切り、パンフレットを貰い、席を探そうとしていると、
すぐに案内の方がやってきて、親切にも席までライトを持って案内して下さいました。
席についてた後も其処彼処で見られるこういう風景…素晴らしいほどの対応だなぁ…と感心。
ご高齢の方に関しては、これくらい丁寧なほうがいいのになぁ…と常日頃から、
仕事場や他所でも思ってはいましたが、若人含む万民に対してという面で、かなり驚きの良質。
一度席についてしまってから、舞台の写真のみ撮っても良いかしら…?と思い、
一応通りすがったスタッフの方に確認の為聞くと「ご確認して参ります」というので、
忙しいからいいですよ~。と言ったのに、わざわざ聞いて戻ってきて下さいました。
そのお蔭でこういった思い出の写真が残っているわけです。
ありがたや、ありがたや( -_-)人

席は公園内に元々ある幅広の階段にパイプ椅子が一段に二列という状態で設置されています。
清田は何やら権威な先生の真後ろで、先生の席は見通しの良いVIP席でした。
清田は先生の頭以外は、割と良好な視界でした。

19時をちょっとまわり、王子神社の神主さんによるお祓いが舞台の四方の柱(目付・脇・シテ・笛…どの順番だったかは忘れました)で行われ、その後、火入れ式、横浜能楽堂館長の演目解説。
結構ご年配の方で、若干この解説が解りにくかったのですが、
笑いのツボは心得があるようで、要所要所で笑いをしっかり取ってました。

にしても薪…小さいのですよ。
だから結局照明効果はスポットライト使っちゃってますし、
何だか若干薪感が小さめなかんじですね…こんなものですかね?

d200909-0010.gif 薪と橋掛り

19時15分?か20分頃、最初の演目“狂言 貰聟”が始まります。

最初に舞台後方のアト座に舅/父(野村万作)と妻/娘(高野和憲)が控えていると、
橋掛りに千鳥足の夫/婿(野村萬斎)が登場する。
酔って帰ってきた夫は、大声で妻を呼び出てくるのが遅い妻に腹を立て、
酔った勢いのまま『暇をやる』と言って妻を家から追い出してしまう。
その際、妻も今度こそはと暇(離縁?)の証を夫から得て、実家に戻る。

娘(妻)は実家に戻って、父(舅)に泣きつくが「毎回の酒のこと」と言われてしまう、
しかし娘は今度ばかりはと暇の証も持ち、尚父親に半ば脅しの如く、
“川にでも身を投げるかもしれない…”とまで言う。
そこまで言うのならばと父も遂に娘を家に迎え入れ、夫が迎えに来ても、
奥の部屋に控えていろという約束し、娘も“合点”と受け入れる。

案の定、酔いの醒めた夫は、舅(父)の元に妻(娘)を迎えにやってくるが、
舅(父)は何も知らぬ存ぜぬを通すが、婿(夫)は必死に食い下がる。
遂に夫の必死さに根負けした妻が、徐々に近くの部屋に来ては口を挟み、
しかし、父(舅)はこの声を「隣の嫁だ」と言って必死に誤魔化そうとする。
婿(夫)は『長年連れそう妻の声を間違えるはずはない!』とキッパリ。
 ↑この辺りの掛け合いで清田的には妻の心理でキュンキュンしたのですが。
子供も寂しがっている等と言い、妻(娘)を帰してくれとにじり寄る婿(夫)、依然知らぬ存ぜぬを通す舅(父)、何故か父(舅)の傍らに現れ、その袖を引きながら声を荒げ出す娘(妻)。
父(舅)は娘(妻)を必死に追い払わんとするものの、2人(婿と娘)に挟みうちにされ、
そのうち夫(婿)と妻(娘)がバッタリと顔を合わせてしまう。

そして何もなかったかの如く「いざ帰らん」という展開になっていくが、
流石に死まで覚悟した娘(妻)を迎え入れた父(舅)も黙ってはいられない。
婿(夫)に手を引かれ帰って行く娘(妻)を捕まえて引き倒し、死ぬとまで言っていたろうに…と怒り出すが、夫(婿)と妻(娘)が協力して舅(父)を打ち倒し、且つ『帰ると言っているのに、わからずやめ』とまで言われ、散々な目に合う。
最後の橋掛りの場面では、妻(娘)が嬉しそうに夫(婿)に“さぁ早く帰りますよ”というふうに声を掛け先を行く。

嵐のように現れては去っていく婿(夫)娘(妻)に、父(舅)は「もう祭りには呼んでやらんからな!」と浴びせる…が、この憎まれ口といおうか、なんと言おうか、こんなに娘に振り回されて…でも、これ一回のことではなく、これまでもこれからも同じように娘を受け入れては振り回されるんだろうなぁ…と無条件の親の愛の傑作に心打たれました。

かなりミーハー的に萬斎さんを楽しみにしていたはずなのですが、気がつけば人間国宝でもある万作さんの芸に終始目を奪われっぱなしでした。
やっぱり至芸の域って、かなり差のあるものなのかもしれない。
途中の夫と舅の掛け合いで「まんさい!」って言っていたのは、偶然そういった部分があるのか、それとも野村家による自虐的な遊び心なのか…その時は流石に会場が一瞬沸きましたね、ストーリーと関係なく。
やっぱり狂言は昨今にも通じるところもあり、わかりやすくて面白い!

ここで1つ小言をば。
今回萬斎さんを楽しみに行ったのに楽しめなかった理由のひとつは、舞台上での立ち居地。
婿(夫)は常に舞台目付柱に寄って立って、舅(父)もまた脇柱側寄りに立ち、相反した状態が長く続く為、舞台中央がガラ空き状態になり、全員を視界に納めるのが困難でした。
狂言のように掛け合いをするものは、全員が今何をやっているのか把握したいので、
全員見えるのが理想的ですね。
能はというと、このタイミングで誰が主役なのか…が決まっているカンジがするので、
ピンポイントで注目すべき人を見る感じなので、その点は一点集中すれば良い話なので。
それを考えると席の配置は、一段に二列は少し傾斜としては足りていないように感じました。

d200909-0011.gif 地裏の階段も脇見席化
↑地謡の真裏につく階段席は舞台も近くてある種VIP席かも…ベタ座りだけど。

さて15分の休憩を挟んで、20時10分頃“能 天鼓(小書)”が始まりました。
今回は小書(特殊演出)で太鼓が加わっていました。

最初は勅使/ワキ(村瀬純)が出てきて、物語の展開は大半この勅使の解説で進む。
後漢時代、王伯と王母という夫婦のもとに子供が生まれる。
王母は天から鼓が降り下り胎内に宿るというお告げのような夢を見て、その後懐妊し、男児を出産。
その子供の名前を“天鼓”と名付ける。
それから暫くし、ある日本当に少年・天鼓のもとには天から鼓が降りてくる。
天鼓が奏でる鼓の音は美しく、遂にはその噂は帝(演目の中では未登場)の耳に達し、
帝はその鼓を手に入れようとするが、天鼓はこれを持って山に逃げ、
とうとう見付かり、鼓を奪われ、天鼓は殺され呂水という河に沈められてしまう。
しかし、鼓を手にした帝だったが、誰が打っても音がしない…ということで、
勅使は帝の命で、天鼓の父・王伯/前シテ(梅若玄祥)を宮中に呼び出しに来る…という所まで、勅使であるシテの語りで進みます。

橋掛りから王伯が現れ、勅使の説得に応じ、自分の子供を死に至らしめた帝の顔を拝みたい一心で参内する。
複雑な心を胸に、涙ながらに鼓を打つと、鳴らなかった鼓が美しい音を響かせ、
これに胸を打たれた帝(鼓が鳴らないのは天鼓の無念か何かと思っている)は、王伯には褒美をやり、更には天鼓の弔いの管弦講(音楽葬)を行う。
切ない心の内を語る王伯の声というか、梅若先生の声が美しいこと!
梅若先生の魅力はこの声にありと言っても過言じゃない…と清田は思うのです。

管弦講を行っていると、その心に感謝した天鼓の霊/後シテ(梅若晋矢)が橋掛りに現れ、
鼓との再会を喜びつつ、その鼓の腕前と舞を余すところなく披露します。
鼓を響かせては、また橋掛かりに下がったり、あの世とこの世をつなぐ橋を
行ったり来たり…以前チラっとさわりだけ見た“清経”と同じような効果があるような。
光沢の白地に金糸の鮮やかな片袖通した法被を翻す度に美しくて、
太鼓のバチしか持っていない舞の中でも鮮やかな印象があって、とても少年らしい
ハツラツとした舞で良かったです。
能面は遠かったので目のピントが合った時しか見えませんでしたが、
やはり毎回驚かされるのが、やはり少年の表情にしか見えないということ。
女性的になりすぎず、若干いたずらでもしそうな少年の顔に見えるのです。
橋掛りでの行ったり来たりを繰り返しつつも、遂には夜明けと共に天鼓はあの世へと戻っていく…天鼓の成仏物語なワケなのです。

この天鼓…ストーリーは大半勅使に任せ、心情の語りは王伯、舞を天鼓の霊と、
役割分担がかなりハッキリしていて“演劇”というより“ミュージカル”といった類かもしれません。
ただ、内容としては天鼓の霊が出てくるまではひたすら“地味”なのです。
この地味な間に眠ってしまう方もかなり多い作品と思いました。
それでこそ終盤の天鼓の霊のハツラツとした舞がはえるのかもしれませんが、
梅若先生の切々とした声がなかったら正直、清田も難しかったかもしれません。

再びここで小言をば。
大鼓…楽しみにしていたのですよ、安福光雄さん。
以前、仕事場のSt先輩にチケットをいただき見に行った、笛の会の時にも一度拝見して、
凄く色んな意味で印象に残っていたので楽しみにしていました。
安福氏のお声が…とっても志村○んに似てるんですよ。
笛の会では金春氏の英語調の声が勝っていたのですが、やっぱりとても印象的で、
声が通るのです。
そして、清田の立地がこの大鼓の正面に位置したので、大鼓を鳴らす
カーン!という音が左耳に良く届いてきました。

d200909-0012.gif 清田の席から

この能舞台は飛鳥舞台といって、能が出来るような立地に最初から作ってあるそうです。
そのため、舞台後方にはちゃんと本物の松があるのです。
それを地元の能楽師の方が気付き、此処で能をやらない手はないということから、この飛鳥山薪能が企画されたそうです。

…が、此処が都内だったのが問題でした。
各所感想を書かれているブログの方も口々に言っていますが、
都電・JR・パトカーや救急車(どいて下さい的なスピーカー音も)・子供の騒ぐ声など等、かなり深刻な騒音被害があるのです。
立地が大通りに近すぎるんで、これが難点なワケでうす。
虫の声などは自然現象の一部なので、始まってしまえば幽玄の一部になりますが、
こういった音は、やっぱり深刻ですね(選挙中じゃなくて良かった)。

こういった点もあって、氷川神社の薪能がより一層楽しみになりました。
あそこの方が立地的にもかなり大通りとはほど遠いので、期待大です。


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長くなりましたが、シメは第7回 飛鳥山薪能・3へつづく

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仕事上がりの一番早い電車に乗って、王子まで戻って参りました。
本当は駅前のBECK'S COFFE SHOPで“夏野菜のラタトゥイユ”をテイクアウト!
というのが理想だったのですが、流石は夏野菜。
先週ついに期間終了となり、仕方ないので腹ごしらえは、おにぎり。
今BECK'Sのサイト見たら“パンチェッタとボルチーニのクリームサンド”なんて美味しそうなものも出てるではないか…食べれば良かった(ジュルリ。。。)
行ったことないけど、BECK'SとBEKERSというお店のメニューが好きなのです。
ずっと行って(食べて)みたいのですが、あまり外で食事しないせいか逃してます。

そんなこんなで、諦めて飛鳥山へ向かおうとしていると、
案内のスタッフさんが其処彼処に弓張提灯持って10メートル間隔で立ってました。
飛鳥山のどこらへんに舞台が出来ているのかわからなかったので、
道を聞きつつ訪ねると、丁寧に教えて下さり、本当に助かりました。

d200909-0007.gif

案内の方に徒歩で上るも良し、モノレールに乗るも良し…と言われたので、
モノレール?と思いつつ、JR中央口のゲートをくぐって、モノレール乗り場に。
…謎が解けた。
以前から何か飛鳥山の斜面を切り崩して何かしているなぁと思っていたのですが、
バリアフリー推進の一環で山を2分かけて上るモノレールが出来ていました。
有料かしら…とおもいつつも、折角の思い出だと乗ることを決意。
結局は無料でしたが、7月から始まったものなので、きれいだし良い思い出になりました。

d200909-0008.gif

椅子は6席しかない小さいモノレール。
眺めも良好、オススメですよ。


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飛鳥山薪能・2へつづく


帰りはそのまま一気に大宮まで戻って夕食になりました。
友人がよく行くグレージングバー愛花夢‎へ。

d200908-0048.gif

あまり外では飲まないようにしているので、最初はオレンジジュースを飲んでいたのですが、周りに運ばれてくるお酒を少しずつ飲んでたら、なんとなく飲みたくなって、結局頼んじゃいました。
カシスビール美味しかった~☆
ラムなんたらってお酒を頼んで失敗した…ラム酒とかだと思ってたらウォッカかい!
飲んだけどね。
後抹茶シロップみたいなお酒とか。
人の飲んでるワインとか、ソルティードックとか、結局全員ちゃんぽん。
というよりもいつ飲んでもちゃんぽんしてる。
珍しく日本酒は飲まなかったけど…良かった…。
お酒の趣向についてかなり二分化されてましたが、タナさんはともかくベリーが
苦手ということがわかりました。
あと白ワイン派(羽須美とタナさん)と赤ワイン派(チカダさんと清田)に分かれました。

d200908-0049.gif デザート的な

帰りにかなりヨーイョィな良い気分だったのですが、
すぐには帰らずスタバに寄ってくれたので、そこで一服。
色々部屋着について語ったり、一人で暮らすようになったら誰とも暮らせなくなるとか、
何だか残念ながら“結婚”とは縁遠い話になっていった面子でした。
…誰か結婚しないのかな?…と全員人事を思うのでした…自分じゃないんか!とね。
まだまだ駄目ですかね…魔王あたりかな?

そんなこんなで色々話しているうちに、一時間ほどで良いが醒めたので、
「おっ!抜けたー!!」と言ったら、
酔いの醒め方が神がかってる…と言われました☆
魂抜けるみたいな?

いやぁ、帰る頃にはホボ酔いも醒めて、家に着く頃には、もうスッキリ気分爽快な清田でした。


羽須美□誘ってくれてサンキュ☆藤ランチ行こうね~毎度でごめんね、車宜しく。
チカダさん□仕事上がりで京都に行くぞーい、石碑狩り再び。
タナさん□今度こそアリス絵本見せとくれー、コルテオ行くぞーい。

お疲れさまでした。


現地には10分ほど遅刻して到着。
もう既にメンバーはついていました…にも関わらず、看板の写真撮ったり、
造型の写真撮ったりしながら入館。

d200908-0042.gif

実は現地に着くまで、いったい誰が何人来てるのか知らなかったのですが、
結局のところ、魔王が仕事という以外は全員集まり、
相変わらずの羽須美・チカダ・タナさんでした。
タナさんは丁度、この休みに予定入らなかったら家へ押しかけようと思っていたくらい…なんだかとっても偶然が重なったり。

館内で電話をかけて「何処さー、チケット売り場にいるのだが…」と言ったら、
半ば来るな動くなと云わんばかりに「そこから動かないで待ってて!」と、
犬で言う「STAY!」みたいな。

やっとこ無事合流。

3時間かけて展示を見ました。
背の高いタナさんに「清田が見えなくなったら、この頭頂部(お団子)を探して!」と
迷子になる宣言を先にしておきましたが、結局終始誰かの傍をウロチョロしながら展示を見ました。
ほぼタナさんに寄生してましたが…付き合いは20年来、やはり頼りになります。

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写真が撮れる空間がありました。
携帯でバーコード読み込んで得る待受が結局au限定なのに苦笑。

展示は旦那さんの絵や、旦那さんの弟の絵など、実際関係ない絵も混ざっているので、騙されたと思う人も多いのかもしれませんが、シンデレラとかアリスとかベイビー・バレーとかペネロペと12ヶ月とかは沢山展示あって面白かったですが、清田個人としては広告関連とか南米旅行のラフスケッチとかが好きでした。

気になってしかたがないのは、
何故メアリーの描く木が全て枯れてる(もしくは枯れそう)に見えるのか。
息子ドノヴァンが持っているクマの首が何故どれももげそうなのか。
集中豪雨に襲われている絵が意外と多いのか。
清田はこれらが気になってなりませんでした。

いつも展示は図録を買うのですが、今回はお金がなくて断念しました。
お土産に何か~…とも思ったのですが、自分が欲しい絵柄のものとか、
意外とこれがあれば!というものがなかったので、何も買いませんでした。

広かったし、色とりどりで面白かったです。



友人からメアリー・ブレア展のお誘いを受けたので、深川の方へ行きました。

どこで開催するのかなぁ…と周辺地図を見ていると、
何度か法事とかで行ったことのある御先祖様方の供養されている
お寺とお墓が美術館よりも駅から近い…

ということで、他メンバーより一足先に深川入り。

d200908-0037.gif 許さん!

駅のポスターの健さんに迎えられつつ、清澄白河の駅に到着。
清田母曰く「前はこんな駅なかった!」とのこと。

d200908-0038.gif
d200908-0039.gif

お寺に行って「英三良の曾孫です」と言えば判る…と清田母に言われたとおり名乗ると、あれよあれよと「おばあさま○子さん、お元気?」と、連想ゲームがキレイに決まった瞬間といったカンジに名前が飛び出てくる。
祖母でさえ、ここ数年は足が弱って来れていなかったのに、凄いな記憶力。

色々親切にしていただいて、お参りへ。
清田も数年ぶり、たしかまだガラスの十代だった頃に曾祖母の法事に来たぶり。

花をいけるも仕上がり悪く、ゴメンナサイゴメンナサイと思いながらお参り。
本家のお墓と曾祖父・曾祖母・先日見た写真のイッケメンなお兄さん2人が入ったお墓と。
お参りを済ませたら、出発が遅れて現地での持ち時間もなかったので、
早速調査開始。

墓石の前で戒名を見ながら「この人があのお兄さんで、アレこの人聞いた話に登場してない…」とか、エンドレス混乱。
御先祖様のお参りと調査を終えて、待ち合わせまで少し時間があったので、
他にも見ておきたかったお墓や、石版を見て周りました。
深川は空襲も酷かったので墓石なども熱などのせいか劣化が酷かったです。
現在結構な大きな会社になっているとことの創業者の方のお墓もあるのですが、
それがえらい痛みようだったのは個人的にかなりショックでした。
雨が当らないように囲いつけてあげるとか、もう少し大切にされてもいいはずなのに。
哀しいことです。

今回突然お参りすることにしたのは、写真や日記を見せていただくことになったということと、調査もあり、やはり偶然にもこんなに突然傍に行く機会があったこと、呼ばれているとしか思えない。
…素通りは出来ません。
と言ったら、親には“律儀だ”と言われたり。
祖母も思うようにはお参りできなくなったら、これは機会だ!代参せねば!!と思うわけで。

d200908-0040.gif 座るピーマン

そんなこんなで待ち合わせの駅に戻るも、美術館現地集合になり、
現地まで1人深川江戸資料館通りを通って東京都現代美術館へ。
道端の皿回しのおじさんとか、懐かしかったです。
残念ながら暫くの間は深川江戸資料館は改修工事で休館中ですが、
通りは丁度“かかしコンクール”で案山子だらけです。
昔もいくつか居たと思うのですが、何だか案山子で賑わってます。

後時談なのですが、
美術館の帰り道に通ったとき、来たときより増殖していたらしく、
「こんなの居なかった!」と大騒ぎになりました。
マイケル・ジャクソンにジャック・スパロウにオードリー春日に。
近日中はやっていると思うので、宜しければ行ってみると面白いですよ。

かねてから祖母に姪っ子2号を見せてないねぇ…と言っていたので、
清田母と清田姉と姪っ子2号ポッチ(1号ハッチは保育園へ)と清田で久喜へ。

先日まで入院していた叔父も元気そうでなによりでした。
去年の夏より体調を崩し続けていた祖母も以前のとおりとはいかないものの、
随分シャッキリと元気な姿に戻っていてホッと一安心。

買っていったケーキを従妹と一緒に皆で食べながら、あれこれ談笑しつつ、
現在清田が調べ続けているルーツの話に及び、
お茶の後に資料探しが自然に始まり、
こんなものまで…



清田母が子供の頃に作った木版の版木。
その他にも申年の年賀状や、叔父の版木もでてきました。
親って大切に取っておいているものなのね、やっぱり。

古い写真を引っ張り出したときには、姉と清田の七五三の写真も出てきたり、
姉に至っては“正月”の習字まで出てきたり、大切に残してある品々。
戦前の白黒写真や、清田母も初めて見る曾祖母の戦災日記。
内容は戦時中の生活と空襲について“B29が何機襲来”とか、家全焼など。
性格がかなり気難しいと聞き及んでいた曾祖母とは全然違う印象を受けたり。
曽祖父はというと、吐血してみたり病院へ行ってみたり、大丈夫だろうか…と。
祖母と妹の生活ぶりについても描かれていて、当時が垣間見られ、
更には戦時中の暮らしが曾祖母の目を通して実況中継されている、
大変興味深いものが出てきたなぁ…。
しかし、清田母曰く「まだある」そうで、その仕分けが目下の私の役目。

d200908-0035.gif

またやることを増やしちゃったなぁ…とは思うのものの、
これらの資料を引き取ってきました。
今後写真に写る人物と場所の調査、戦災日記の内容の写しと解読作業、家系図作り…やるべきことが再び増えてしまいました。
取り敢えずは暫くは資料の保存法と仕分けを相談です。

仕事場とかでもよく言われるけど、本とか書くか、いっそ(苦笑)

でも家系図作り…すると早死にするんだよね、噂によると。



9日は仕事場のご縁で仲良くさせていただいている、
Stさん・Tsさん・Hsさんと一緒に吉祥寺へ遊びに行ってきました。
ジブリ美術館へ行ったぶりに吉祥寺へ来ましたが、その時は他を巡ってなかったので、初上陸という気持ちでした。

12時に皆さんと駅で待ち合わせ。
何故かTsさんが「皆なんかホッソリして~……空間が広いせい?」と、
ポッチャリ清田をぬか喜びさせたところで容赦なく、何かの“視覚的効果”に(笑)

それぞれに全くといって良いほど協調性はなく、
四者四様の容姿に、歳の差幅も15歳の開きがありますが、
それを感じさせない姉さん方の若さと、若輩2人の老人ぶり。
若輩2人の何が老人かと云えば“レッグウォーマー”は瞬時に出てこないのに、
“ゲートル”は出てきてしまうといった、ちょっとばかり痛い20代。
姉さん方の若さと云えば、底知れない体力とバイタリティー…そして見た目が若い!
清田など、どんどん年取るばかりなのに何故?

さて最初は、時間も時間だったので腹ごしらえです。
monk's foodsでとっても健康的な定食を食べました。
ベジタリアンも安心のメニューの豊富さ。
ここでも清田はノタノタと一番食べるのが遅かった。

d200908-0007.gif ボタン屋さん

暫く昼食を食べながら談笑しつつ、食べ終わったところで
中道通りをフラフラしつつ、目に付いたお店に立ち寄りつつ。
この日はかなり蒸していたので、合間合間で涼しきお店へ。
吉祥寺は、かなりオシャレなお店が多かったのですが、
思いのほか、よーく見ているとリーズナブルにオシャレな品が手には入りますね。

ボタン屋さんとか、布地やさんとか、骨董屋さんとか、珈琲屋さんとか。
噂?の“はらドーナツ”のお店の前も通りました…通っただけょ。
隣接の7/23~オープンしたらしい、健康豆乳カフェの方が気になる。

d200908-0008.gif ダレ犬

オシャレ看板をあちこちで撮影しつつ、古本屋発見。
しかし…この建物と建物の奥に古本屋があると?…と思うほど、
中道通りからは古本屋自体が見えない。
建物の裏にスッポリとこじんまりとした古本屋がありました。
自分たちが入店したときは人も全然いなかったのに、ある程度見終わった頃、狭い店内がかなり満員状態になってました…いいタイミングだったな。

d200908-0009.gif

色々巡って、所々で買い物をして、今度は一度駅の方に戻って、ケーキ屋さんへ。
行って来たのは西荻方面へ歩いて15分ほどのアテスウェイ
途中の住宅街で何故か西原理恵子の絵で小学校か何か?のポスターがあったり。
途中目的地を間近に雨がポッツラポッツラ降ってきましたが、
丁度良く、お店を発見出来ました。

d200908-0010.gif

清田はケーキを買って帰るつもりだったので、お店で食べることにしたのは、
フランス産すももとスランボワーズのソルベです。
酸味が絶妙で美味しかった~。
連れて来て下さったStさま~有難う御座居ます。
因みにヒョンなことから、職場のYdさんは、以前この近所に住んでたそうですよ。

でも、私たちは本当に良いタイミングでしたよー。
着いてすぐに滝のような大雨が降りましたから、この後、入店されたお客さんたちは
皆さんビショビショになりながら来てました。
店員さんが1人、案内のためにかビニール傘をさして外に立ってたり…胸キュン☆

ここでも色々おしゃべりしつつ、時間があっという間に過ぎ、気付けば雨も止み、
帰りは駅までバスで戻り、それぞれ帰宅・ユザワヤ・LOFTに別れ解散。

吉祥寺からも座れたし、新宿からも座れたので、
ケーキを持っていても安心して帰ってこられました。

d200908-0011.gif

清田がこの日買ってきたのは、

古本屋のさんかく
「長谷川伸論-義理人情とはなにか-」(600)と

フランス菓子のアテスウェイでのお土産
クロワッサン・オ・ブール(180)
シュークリーム(180)
ミルフィーユショコラバナーヌ(520)
クランブル・ピスターシュ・エ・スリーズ(480)
マカロン〈パンプルムース/グリオットピスターシュ/バジル・シトロン〉(個?)

--- --- ---  --- ---
(以下メッセージなので反転しときます)

Stさま
色々下調べとご案内有難う御座居ました。
とーっても良いところばかりで、美味しかったです。
久方ぶりに直接お会いしておしゃべり出来て、かなり楽しかったです。


Tsさま
シュークリームご馳走さまでした。
清田の知らない織物の世界、奥深かったです。
そして手作り巻きスカートが凄く素敵でした。

Hsさま
傘用のビニール袋の強奪しみませんでした、有難う御座居ます。
今度ぜひとも小○魔アゲハみたいになって仕事場に来てください。
早く良い物件…今度こそ普通のオートロック?が見付かることを祈ってます。

本当に、皆様お疲れ様&有難う御座居ました。
滅多に家から出ない?方ですが、とても楽しい休日を過ごせました。
そして何よりも美味しかったです。
仕事場で知り合った方々なのに、とても気楽に遊びに行くことが出来て、
とても有難いことだなぁ…と感謝です。
今後とも宜しくどうぞ。

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HN : 清田清丸
血液型 : 父O+母B=Rh+B
星座 : 天秤座
誕生日 : 1984/10/20
年齢 : 25
HP : Rabbitscooters*
自己紹介 :
マクパペット衣替えしてみた☆
多分結構見たまんま。
日本文化や風流をこよなく愛す。
馬鹿なのか博学なのか謎知識を
持っていたり、持ってなかったり。
理数系な部分は根こそぎ捨てた、
向き不向きじゃない、受け付けない。
 
[02/21 羽須美]
[02/20 ちかだ]
[01/30 羽須美]
[01/10 羽須美]
[10/19 st]

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